公式テキスト

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検定1級表紙 検定本表紙
日本リンパ協会編著 松岡 隆監修
『リンパケア検定1級 公式テキスト』
評言社出版 2400円(税抜き)●訂正がございますので
「出版情報」ページをご確認下さい
日本リンパ協会編著 上馬塲和夫監修
『リンパケア検定2級 公式テキスト』
評言社出版 1800円(税抜き)
●訂正がございますので(第1刷のみ)
「出版情報」ページをご確認下さい

 

「古くて新しく、合理的なセルフケアの方法」~上馬塲和夫先生による推薦の言葉~

昨今、日本は少子高齢化の道をどんどん進んできた。どうしても高齢者は医療や介護などの負担が増えてくる。そのためこのまま高齢者の医療費や介護費用が高騰すると、国力まで落ちてくる危険性は緊迫した社会問題となっている。
国の健康問題への処方箋を考える場合、私自身は「最も古いものに、最も新しいものがある」ということに気づき、将来の人類の道は、古代の人々の生活の仕方を学ぶことでヒントが得られるはずだと思っている。特に古代では「養生」という概念があった。そして、死についても忌避するのではなく、生活の中で自然な出来事であるので、死を受け入れ、死後の生き方についても、それなりの理論を立てて説明していた。日本や中国だけでなく、インドやチベットには、そのような養生の仕方に関する詳細な知識があり、死についても、詳細な受け入れ方があった。
「養生」とは、基本的にセルフケアであるので、医療経済的にも合理的である。また自身の体に気づくことで、生き生かされている自分に気づくことができる。今後「セルフケア」を振興することが将来の日本を救うことになると思われる。
ともあれ「死ぬまで元気でぴんぴんして、コロリっと行きたいな」というのが万人の願いであることは間違いない。そのために、古来からの養生法の有用性は、現代医学の進歩と共に検証が進んできた。例えば、漢方薬の有効性や、伝統的な和食が健康によいという疫学的データから栄養学的研究成果などが報告されている。
「養生」としてのセルフケアは、内治、外治、不内外治に分けられる。内治とは、内から治す食事やお薬、外治とは外から皮膚を刺激する方法、つまりマッサージや「按摩」と中国では呼ばれていた方法である。不内外治とは、内からでも外からでもないもの、運動や体操などである。
じつは、本書の中には、まさに「養生」のセルフケアのポイントが、特に外治について詳細に記述されている。食事や運動、体操についてもリンパ体操や生活習慣などとして一部紹介されている。まずは、外治としてのリンパケアが克明に記述されており、家族のスキンシップのきっかけにもなるように配慮されているのはありがたい。
リンパケアとは、皮膚の外からアプローチして、リンパの流れを促す方法であるが、近年、本書の中にも記載されているように、リンパの重要性が見直されてきた。しかし、リンパの流れを促すリンパケアの具体的な方法は、古来からの按摩やマッサージ、アビヤンガ、推拿などの名称で呼ばれて行われてきた方法そのものでもある。最近のリンパドレナージュと呼ばれる方法では、リンパ管を、表皮しか存在しないもののように考えているきらいがある。じつはリンパ管とは、筋膜や筋肉内にも多く存在し、筋肉を揺らすだけでも筋肉内のリンパ流が増えることもリンパの研究でわかってきている。であるので、本書のようなリンパケアでは、筋膜や筋肉のリンパケアも行っており、より合理的であると思われる。
また、リンパ管だけが、組織のデトックスをする循環系ではなく、むしろリンパ系よりも静脈系の方が、大きな働きをしている。特に静脈系は、体内の血液の75%、動脈血18%の4倍の量を占めながら、鬱滞しやすい構造になっているため、リンパケアの時に同時に静脈還流を促すような本書のリンパケアの方法は、私自身が36年間の伝統医学の研究の結果たどり着いた結論に、十分に沿う方法にもなっている。それが本書を私が推薦する理由である。是非、本書を参考にし、一般の方々でも養生法を学び始めていただきたい。

リンパ協会代表 池田ことみより

健康であることはすべての人の願いです。どんなに時間や財産があっても、健康でなければ、それらを有効に活用することはできません。病弱でからだに自信が持てずにいて、それゆえ無職だった私は、13年前にリンパケアと出合いました。健康を取りもどした私と病弱時代の私とでは、別人のように体調も見た目も違います。リンパケアを始めて半年で体温が36度から36.8度まで上昇し、すっかり健康体になり、それ以来、薬や病院のお世話になったことがありません。
人のからだは、お金をかけずにノーリスクで、自分でケアできるということを、身をもって実感しています。「シミがなくなった!」「あきらめていた正座ができるようになった!」「10年来の耳鳴りがセルフリンパケアによって1日で治ってしまった!」など、私が思っていた以上の反響があり、嬉しい誤算が幾度もありました。
ここでいう「リンパケア」とは、いわゆる「リンパを中心とするケア」ですが、リンパに関する専門知識の習得や、リンパの流れをよくするための生活習慣も含めたリンパ全体のケアのことです。
リンパとリンパケアの世界は学べば学ぶほど奥が深いのですが、だれにでもリンパケアが身につけられるようにと心がけながら、経験的な側面と専門知識の側面から、10年間にわたって講座などを通じてリンパケアの普及に努めてきました。
この間、さまざまなところでリンパケアやリンパドレナージュなどを教える団体やグループができ、それぞれ教え方や講座内容に違いがあることから、しっかりした知識と手法を身につけたいというニーズが高まってきました。また、時代の流れとともに最近は受講生のレベルが上がり、もっとロジカルに、より専門的にリンパケアを勉強したいという要望が多くなってきました。
そこで、だれでもリンパケアを学ぶことができるように、また、一定レベル以上のきちんとした知識と手技を習得したいというニーズにお応えできるように、そして、リンパをしっかり学ぶ人の励みになればと、日本リンパ協会の資格として「リンパケア検定™」を実施することにしました。
本書はその入り口の第一段階の資格として、リンパの基礎知識とセルフリンパケアの方法を問う「リンパケア検定2級」のテキストとして編集しました。
手技だけでなく専門的な知識も身につけ、リンパケアが根拠のある有効なメソッドであるということを同時に知っていただくことがリンパケア検定の目的です。
多くの方々にこの検定をご活用していただき、セルフメディテーションの一助になれば幸いです。